インターネットや、雑誌を見ると海外でぼったくりにあったとか、騙されたという話をよく見かけます。
中には笑ってしまうような面白いエピソードから深刻なものまで。
実際に、海外ではそのようなぼったくりは多いのでしょうか?
せっかくの海外旅行、そんなことはないほうが良いですよね。
しかし残念なことに、多かれ少なかれぼったくりは存在します。
幸いなことに私自身は、あまり海外でぼったくりの被害にあったことはありませんし、嫌な思いをしたこともありません。
今回は、そういったぼったくりへの対策の「基本編」紹介します。
誰でもできる簡単な方法ですので、海外旅行が初めての方、初心者の方は是非読んでみてくださいね。
よくある海外のぼったくりの例
1、 タクシーがメーターを回さず、高い値段を請求された。
2、 タクシーで最初に言った金額と違う金額を降りるときに請求された。
3、 公園に座っていると突然靴を磨いてくる人が。無料と言っておきながら、最後にお金を請求された。
4、 お土産屋で買い物をしたが、後で他の人に聞いたらかなり高い値段で買っていた。
5、 現地の旅行代理店で、相場よりかなり高いツアーを申し込んでしまった。
これは、ほんの一部ですが、タクシーやトライシクル、トゥクトゥクなどの乗り物の代金がぼったくりされることが多いですね。
ぼったくってくる金額は、色々ですが、1.2倍から10倍くらいまでと思います。
僕の経験からいうとベトナムは強気の10倍見積もりが多いです!
ただ、10倍もぼったくってくると知識がなくてもおかしいと気づいちゃいますけどね。
海外でのぼったくり対策~基本編
相場を調べておく
まずは、相場を調べておかないと、ぼったくりの金額がどうかも判断付きません。
「国名 タクシー 相場」や「乗車地 降車地 相場」
というようにインターネットで調べるとたくさんの情報が出てきます。
それでも出てこないルートや、物のサービスは現地のホテルなどで聞いてみましょう。
「How much?」と聞かない
「How much?」って、普通は聞きたくなっちゃいますよね。
でも、「How much?」と聞けば高い金額を言われる可能性が高いです。
なぜなら、「How much?」と聞くことイコール、相手は「こいつ相場を知らないな?」と思われるからです。
それは相手に価格決定の主導権をゆだねることになってしまいます。
「これは〇〇円でしょう?」「〇〇円だったら買うんだけどな」みたいに調べた相場(もしくは相場より下)の価格で会話を始めてみましょう。
欲しそうなそぶりを見せない
「これめっちゃいい!」など、欲しそうなそぶりを見せると「高くても買ってくれるかも」と思われてしまいます。
本当は欲しくても、ポーカーフェイスで対応しましょう。
なんなら、「これ、あんまり欲しくないけど、値段を確かめておこうか」ぐらいのそぶりが良いです。
「知っていますよ」という風に振る舞う
相場のこともそうですが、「私は知っていますよ」と振る舞うのは効果的です。
タクシーに乗ってよくある会話が「この国には初めて来たのか?」というドライバーの質問です。
これは本当に「初めて来たかどうか」を知りたいのではなく、「この人はこの国のことをよく知っているか」を確かめたいのです。
「初めて来ました」といえば、ぼったくりのターゲットになる確率は上がるでしょう。
「もう5回も来ているよ。ほんとここはいい国だねー。」とで言っておけばオッケーでしょう。
出待ちのタクシーを拾わない
空港や観光地、ショッピングモールの出口で出待ちしているタクシーは高い金額を言ってくる確率が高いです。
向こうからすれば、一人の客が断っても、他にも客になりそうな人はたくさんいるから強気です。
そういった場合は、少し離れたところまで歩いてタクシーを捕まえてみましょう。
タクシーの配車アプリを使う
これは一番簡単です。Grabなどの配車アプリを使えば、正規の値段以上に取られることはありません。
Grabの使い方・登録方法は下記の「弾丸トラベラーさん」のサイトが分かりやすいです。
無理してすぐに買わない、乗らない
もし時間に余裕があるようであれば、無理してすぐに買うのはやめましょう。
お店が固まっているようなナイトマーケットなどでは、良く似たものが他のお店でもあるときがあります。
色々なお店で値段を確かめれば、相場も大体わかってきます。
タクシーなど移動手段を探しているときも、何台か目の前にあるようならば、いくつか値段を確かめてみるとよいでしょう。
「じゃあ、いいや。」と帰ろうとすると、値下げをしてくる場合も多いですよ。
まとめ
「ぼったくり対策~基本編」はここまでです。
これだけ覚えておけば、だいぶぼったくりの被害にあう確率は減ると思います。
簡単にまとめると「常に有利な立場でいる」「弱みを見せない」のがコツです。
自信がない方がなくても大丈夫です。
既に値段が決まっている日本人にとっては、もともと交渉をする機会がないので当たり前です。
(大阪の人は上手ですけどね(;^_^))
交渉上手になれば、普段の生活でも役に立つと思います。
気軽にチャレンジしてみてくださいね。
でも、あまりこんなことをずっと考えていると疲れますよね。それに人に対して疑心暗鬼にもなりそうです・・・。
そういう方は、是非「ぼったくり対策~考え方編」もお読みください。
いつも私が旅をするときの考え方を紹介しています。
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